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R-31
2016

高温・外部磁場印加によるネオジム磁石の磁壁移動観察


技術のポイント

高温における外部磁場印加にともなうネオジム磁石内の磁区構造変化の動的観察・解析技術の確立

基礎研究


背景
ネオジム磁石は電気自動車などの次世代自動車に用いられる永久磁石である。しかし、使用環境温度の上昇と共に保磁力が低下する。使用温度近辺での微細組織と磁区・磁壁構造との相関を動的観察することで、保磁力発生あるいは保磁力低下に関する知見を得ることは重要である

目的
高温における保磁力向上のための外部磁場印加にともなうネオジム磁石内の磁区構造変化の動的観察・解析技術の確立

成果
(1) 高温では、磁場強度が20mT以下で磁壁が移動し、粒界がピン止めサイトとして働く
(2) 磁場印加方向と磁壁移動方向によってピン止め強さが異なる


外部磁場方向:着磁方向と同じ方向
⇒磁壁2のピン止めサイトに比べ、磁壁1のピン止めサイトはピン止め力が弱い

外部磁場方向:着磁方向と反対方向
⇒磁壁1のピン止めサイトに比べ、磁壁2のピン止めサイトはピン止め力が弱い



期待される適応分野
・耐熱性磁石の開発
・自動車用モーターの評価

参考文献 T. Suzuki, et al., Mater. Res. Soc. Symp. Proc., 1754, opl.2015.585 (2015)
T. Suzuki, et al., MRS Advances , 1, 241-246 (2016) .
謝辞 本研究は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業未来開拓研究プログラム「次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料技術開発」で実施したものである



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