2013年度

JFCC研究成果集

未来開拓研究による環境・エネルギーへの挑戦

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2013-27

ハニカム構造セラミックスの試験片加工および評価の紹介


技術のポイント

排気ガス浄化触媒等に使用されているハニカム構造セラミックスの特性評価用試験片加工および測定



背景と目的
現在、ハニカム構造セラミックスの評価方法はJIS等で確立されていない。そこで、強度特性や熱特性を相対的に評価できるよう試験片形状への加工を試みた。その加工および測定の一例を紹介する。

試験片加工
従来のセラミックスの評価方法(JIS等)に合わせた、試験片形状への加工



測定結果の例
セルの大きさが異なる同質のハニカム構造コージェライトの曲げ強さを比較

・材質:コージェライト
・試験片形状:
  セルサイズ-大: 5.5×10.7×40 mm
  セルサイズ-小: 5.8× 9.5×40 mm
・試験条件
 試料サイズ以外JISR1601に準拠
 室温大気中
 負荷速度:0.5mm/min
 負荷形態:3点曲げ
 支点間距離:L=30mm

活用例




適用分野

・ ハニカム構造セラミックスの曲げ強さ 圧縮強さ 弾性率(ヤング率)の機械特性評価、
  熱伝導率 比熱 熱膨張率の熱特性評価。その他 気孔率 ガス透過率測定など
・ 従来品/開発品および自社製品/他社製品との相対特性評価



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