2020年度

JFCC研究成果集

マテリアル革新力を支える新材料開発と先端解析技術

7試験評価技術 / 構造特性

T-25

2020

サブナノ~ミクロンオーダーの細孔径分布測定による機能性評価

技術のポイント

液体、気体透過に関わる貫通孔の機能性を特徴づけるネック部の細孔径分布を評価

保有技術・設備

細孔径分布評価


ナノパームポロメーター

・手法:毛管凝縮法
・細孔径:0.5~30 nm(水蒸気)
・形状:チューブ、板

機能性評価


ガス透過率測定装置

・手法:ガス透過法(減圧、加圧)
・細孔径:0.26~0.55 nm
 (He、H2、CO2、Ar、N2、SF6
・温度:室温~(150 ℃)~600 ℃
・形状:チューブ、板

活用/成果例

多孔質材料の構造・膜のガス分離特性が同一機関で評価可能

測定例 水蒸気暴露後のNi添加
γアルミナ膜の細孔径変化1)
測定例 シリカ膜のガス分離特性2)

1) T. Nagano et al., J. Ceram. Soc. Jpn., 117 (7) 832-835 (2009)
2) T. Nagano et al., J. Am. Ceram. Soc. 91 (1) 71-76 (2008)

適用分野

・分離膜、フィルターの開発:ガス透過、分離特性評価
・新規機能性材料の開発:細孔径分布