第12回JFCC先端技術セミナー「グリーンイノベーションを推進する次世代マテリアル開発と解析技術」にご参加いただきありがとうございました
JFCCにおける当該分野での最先端の研究開発の取り組みをご紹介させて頂きました。
【日時】 2024年5月23日(木) 13時30分~15時
【配信方法】Teamsで配信
【参加費】 無料(要事前登録)
【定員】 300名(先着順)
【プログラム】 各講演30分、質疑10分
講演1:セラミックス研究で培った熱伝導率評価技術
講演者:材料技術研究所 主任技師 小川 光恵
概 要:断熱材、放熱シート、遮熱コーティングなど、素材の熱伝導特性を活かした用途が多くありますが、熱伝導率はその性能に直接関係するため、できるだけ高精度な評価が求められます。JFCCではセラミックス研究や標準化事業などにおいて熱伝導率評価技術の検討を行ってきました。今回は、セラミックスをはじめとする様々な材料の熱伝導率評価技術および評価結果を紹介いたします。
講演2:第一原理計算を基盤とするマテリアルズ・インフォマティクス(MI)、マテリアルデジタルトランスフォーメーション(MDX)
講演者:ナノ構造研究所 主席研究員 森分 博紀
概 要:JFCCでは文部科学省データ創出・活用型マテリアル研究開発PJ『智慧とデータが拓くエレクトロニクス新材料開発拠点(東京工業大学拠点)に参画し第一原理計算を基盤とするMI、MDX研究に取り組んでいます。東京工業大学元素戦略MDX研究センター (Materials DX Research Center for Element Strategy: MDXES) は、前元素戦略研究センター (MCES) の後継として2022年10月に発足しました。MCESで培われてきた独創的な新材料開発指針と新材料群をひきつぎ、計算科学・情報科学を材料科学と融合し、新材料群をさらに高速に発掘・開発する体制を構築するため、計算科学・情報科学を取り込むマテリアルDX (MDX) 研究に取り組んでいます。本講演では当プロジェクトにおけるJFCCの研究成果の一端をご紹介致します。