R-25 2019 超高圧電子線ホログラフィーによる GaN中のドーパント分布観察 ・ GaN中の1016〜1019 atom/cm3程度のドーパント分布は、汎用電子線ホログラフィー(加速電圧:300 kV)でも観察できる。 ・ 将来、より低ドーパント濃度の分布観察が求められる。 ・ 汎用電子線ホログラフィー(加速電圧:300 kV)では、観察が困難な膜厚:700 nm以上の試料を超高圧電子線ホログラフィー(加速電圧:1000kV)で観察する。 ・ 超高圧電子線ホログラフィー装置(加速電圧:1000 kV)を用いてGaN中のドーパント濃度分布を観察した。 ・ 1015/1016atom/cm3の低ドーパント濃度分布をとらえることに成功した。 実験方法: 超高圧電子線ホログラフィー (a)試料構造の模式図 (b)Hologram (c)位相像 (d)SIMS測定の結果と位相プロファイルの比較 ・GaNを使用したデバイスの開発・解析・評価 ・応用例:パワーデバイスや光デバイス(LD、LED)中のドーパント分布観察 謝辞 : 本研究の一部は、文部科学省先端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)として実施したものである。