1研究成果 / 革新環境材料
R-2
2021
熱輻射抑制膜の開発
~熱ロス低減・エネルギー効率向上へ~
アピールポイント
赤外低輻射シリサイド膜をもとに輻射抑制、耐酸化性向上
【技術シーズ:多層膜設計/制御/評価プロセス】
課題
発電プラントの高温配管(600 ℃以下)における熱ロス低減が課題
→高温部材の熱ロスは、熱輻射+熱伝導(気体・固体)により発生
→対象物が高温であるほど熱輻射ロスが顕著
解決手段
・熱輻射抑制膜:高温大気中で安定な熱輻射抑制膜を開発
・部材への施工性:箔基材に成膜することで、配管部材への施工性を向上
・効果の検証:模擬試験により、熱輻射による放熱量低減を実証
成果・新規性
・600 ℃以下で優れた熱輻射抑制を発現する遮熱膜
・高温大気中において、耐久性に優れた新材料
・熱ロス低減によりエネルギー効率向上を実現
期待される市場・応用
・発電プラントの水蒸気配管などの高温部材
・高温熱源を利用する産業プロセスの省エネ促進