2021年度

JFCC研究成果集

脱炭素イノベーションをめざした革新材料開発/解析技術

1試験評価技術 / 加工・プロセス

T-2

2021

SDGs

新規材料開発・研究に貢献するセラミックス製造技術

SDGs

技術のポイント

原料調製から焼成の高度な各種技術により、セラミックスの材料開発を支援

保有技術

ボールミル

①0.5~20 Lのポットに対応可能
②小型ポット用のローラーにより、
 少量のスラリーでも回転可能
③複数の配合条件のスラリーを
 一度に調合可能

スプレードライヤー

①コンパクトで少量実験が可能
②大気、N2雰囲気での乾燥が可能
③防爆構造でアルコール溶媒にも対応可能

冷間等方圧プレス(CIP)

①最大245 MPaまで加圧可能
②大型品および小型品の大量処理が可能
 処理室:φ300 mm × 300 mmH
③圧力の減圧コントロールにより、
 処理品の割れを防止

脱脂炉

①大型品の脱脂処理可能(最高500 ℃)
②大気、Ar、N2ガスフローでの熱処理可能
 (ガス流量:最大1000 L/hr)
③加圧容器仕様のため、大気、Ar、N2
 ガス加圧下で熱処理可能(最大0.9 MPa)

雰囲気焼成炉

①Ar、N2ガスの加圧雰囲気が可能
②最高2200 ℃まで加熱可能
③減圧下で加熱が可能
④最大10 tのホットプレス処理が可能

熱間等方圧加圧炉(HIP)

①高圧ガス(Ar、N2)による
 等方圧加圧中での熱処理が可能
 ・最高圧力:186 MPa
 ・最高:1800 ℃
②処理容器:φ100 mm ×200 mmH

適用分野

・原料粉末に焼結助剤・バインダー等の添加剤を加えた複合粉末の作製

・各種形状の成形および等方圧加圧成形による成形体の作製

・バインダー等の樹脂成分除去および空気・不活性ガスフロー中での熱処理

・高温ガス中および真空中での焼結、熱間静水圧プレス処理による高緻密体の作製