3試験評価技術 / 熱特性
T-14
2021
フラッシュ法による遮熱コーティング膜の熱伝導率評価
技術のポイント
フラッシュ法の多層解析により、基材およびボンドコート上に成膜された遮熱コーティング膜の熱伝導率評価が可能
保有技術
三層の状態で未知層の
熱伝導率(熱拡散率)を評価
熱拡散率測定装置
<熱拡散率測定>
測定方法:フラッシュ法(多層解析)
装置 :NETZSCH製LFA457、LFA467
京都電子工業製LFA-501、LFA-502
温度範囲:室温~1000 ℃程度
活用/成果例
遮熱コーティング材の熱伝導率評価結果
<測定試料>
TC層: ジルコニア多孔質層
BC層: CoNiCrAlY
基材 : ハステロイX
<比較試料>
TC単層材:ジルコニア多孔質層
※TC層、BC層は溶射成膜
室温~高温において、多層材で求めた
熱伝導率と単層材の結果が良く一致
適用分野
・遮熱コーティング材料、断熱膜などの性能評価
・多層材料の熱伝導率評価
謝 辞:本データは、経済産業省「タービンの遮熱コーティングの特性評価試験方法に関する国際標準化」の委託業務の結果得られたものである。