2023年度

JFCC研究成果集

GX時代のマテリアル戦略を支える新材料開発と先端解析技術

3熱特性

T-16

2023

SDGs

積分球を用いた反射法による​赤外線放射率の測定​

SDGs

技術のポイント

FTIRに積分球を取り付けることで​拡散成分を含めた分光反射率の測定が可能

保有技術

JIS R 1693-2:2012 にて規格化

メリット ◆ 室温にて測定可能
◆ 粉体、繊維状でも可能

積分球の概観
積分球の概略

全放射率の算出法

① 室温にて分光反射率を測定​

② 分光放射率を放射率 = 1 - 反射率の関係から求める。

③ 任意温度(室温~1000 ℃)での全放射率を黒体との全放射エネルギーの比より算出​

炭化ケイ素の分光放射率スペクトル
任意温度(500 ℃)における分光放射発散度

適用分野

・産業用部材 → 炉材、熱反射コーティング

・生活用部材 → 壁材、暖房器具