5構造特性
T-30
2023
高温X線回折によるIn-situ測定・解析技術
技術のポイント
結晶相転位などの加熱による反応過程をリアルタイムで測定可能
材料開発や高温下での安定性評価に有用な情報を提供
保有装置
仕様
X線出力 :45 kV、40 mA
制御温度 :R.T~1200 ℃
試料加熱 :間接加熱方式
ヒーター :W(タングステン)
温度測定 :Pt 10 %RhPt熱電対
最大圧力 :大気圧+1 bar
試料皿 :Al2O3(標準)
試料台 :Al2O3
試料サイズ :粉末(バルク試料の場合、最大φ16×2 mm程度)
試料雰囲気 :真空(10-4 mbar)、大気、不活性ガス(N2、Ar)
活用/成果例
LaAlO3粉末の高温X線回折試験結果
θ-2θ:20-100° 試料雰囲気:Air、大気圧昇温温度:5 ℃/min キープ時間:30 min
高温への昇温過程で起こるLaAlO3の三方晶から立方晶への相転位を確認
適用分野
・高温環境下における結晶構造安定性評価
・セラミックス、金属等無機材料全般の結晶構造評価
・各種構造および分離膜、電池等機能性材料の開発