第15回JFCC先端技術セミナー「グリーンイノベーションを推進する次世代マテリアル開発と解析技術」にご参加いただきありがとうございました
JFCCにおける当該分野での最先端の研究開発の取り組みをご紹介させて頂きました。
【日時】 2024年12月6日(金) 13時30分~15時
【配信方法】Teamsで配信
【参加費】 無料(要事前登録)
【定員】 300名(先着順)
【プログラム】 各講演30分、質疑10分
講演1:エアロゾルデポジションによる緻密質セラミックス膜の常温形成技術
講演者:材料技術研究所 上級研究員 田中 誠
概 要:エアロゾルデポジション(AD)法は、ガスと粉末を混合させてエアロゾル化したものを低真空中・室温下で基板に高速衝突させて膜を形成する成膜法であり、緻密質セラミックス膜の常温形成が可能で、カーボンニュートラルにも貢献するコーティングプロセスです。本セミナーでは、AD法により形成した皮膜の組織や結晶配向性、成膜メカニズム解明に向けた取り組み、並びに期待される応用技術分野などについて紹介いたします。
講演2:透過電子顕微鏡法を用いたセラミックス・シングルナノ粒子の評価・解析
講演者:ナノ構造研究所 特別主席研究員 佐々木 優吉
概 要:エネルギー、環境、エレクトロニクス、医療など多くの分野でナノサイズのセラミックス粒子が利用され、新たな研究開発も進められています。特にシングルナノサイズ粒子の取扱いにおいてはプロセス設計に必要な基盤技術の確立を必要としており、現在国家プロジェクトとしてその研究開発が進められています。シングルナノサイズ粒子の評価解析においては、電子顕微鏡技術が有用な評価手法となります。本セミナーでは、シングルナノ粒子の粒子径分布測定やセラミックスフィルターの評価に電子顕微鏡法を適用した事例を紹介いたします。