2011年度

JFCC研究成果集

コーティング・高温機能材料 研究開発トップへ この分野の一覧へ 2011年度の一覧へ

2011-3

金属添加メソポーラスγ-アルミナの耐熱耐水蒸気特性


技術のポイント

γ-アルミナに金属を微量添加し、固溶させることにより、耐熱耐水蒸気性を改善

応用研究


背景
γ-アルミナは大きな比表面積を持ち、メソポーラス材料、触媒担体として利用されるが、耐熱耐水蒸気性が不足していた。

目的
γ-アルミナに耐熱耐水蒸気性を付与することにより、長寿命化、適用分野の拡大を目指す。

成果
γ-アルミナに5mol%のNiを添加することにより、500℃ Steam/N2=3 50時間の高温水蒸気曝露後においても、曝露前の細孔径分布を維持


図1. Ni添加γーアルミナのXRD回折結果 図2. 高温水蒸気曝露前後の細孔径分布変化



今後の展開
γ-アルミナへの金属元素添加量
最適化による耐熱耐水蒸気性向上
安価な脱水素用触媒担体への応用

参考文献 〔1〕T. Nagano, K. Sato et al., J. Ceram. Soc. Japan, 117 [7] 832-835 (2009).  
〔2〕特願2008-171476.



研究成果トップに戻る この分野の一覧に戻る 2011年度の一覧に戻る