2018年度

JFCC研究成果集

未来社会を創出する革新材料開発と先端解析技術

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R-29
2018

噴霧熱分解法を用いたジルコニア多孔質球状粒子の開発




課題
・安定化ジルコニア(YSZ)は触媒、エネルギー分野で用いられる代表的なセラミックス
・ガス反応活性の向上を目指した表面積とガス拡散性材料に優れた材料設計が必要

解決手段
ガス反応活性の高いYSZの新規合成プロセスの開発
⇒噴霧熱分解法を応用した多孔質球状粒子の合成プロセスを提案

成果・優位性
・噴霧熱分解法を用いてYSZ多孔質球状粒子の開発に成功
・粒子形状粒径1〜3μm、孔径約100nmの中空粒子
・表面積:従来の噴霧熱分解法で作製した粒子より約3倍大きい


多孔質YSZの合成フロー

(a)通常の噴霧熱分解法により調製したYSZ粒子
(b-d) 開発した噴霧熱分解法により調製したYSZ粒子



期待される市場・応用
触媒担体、多孔質セラミックス、ガス分離膜

謝辞 本研究は、科学研究費補助金基盤研究C(16K05878)からの支援を受けて実施した


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