2018年度

JFCC研究成果集

未来社会を創出する革新材料開発と先端解析技術

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T-26
2018

誘電材料のミリ波帯評価技術


技術のポイント

車載用衝突防止レーダー等のミリ波電子デバイスにおける安全性・快適性・省エネルギー性能の向上に寄与



保有技術
遮断円筒導波管法
(JIS R1660-1)
円筒空洞共振器がミリ波帯で製作困難になるため
に開発された測定法であり、誘電体平板試料のミ
リ波帯おける面方向の複素比誘電率を、「厳密解
析」に基づいて高精度に求める
遮断円筒導波管の外観
遮断円筒導波管の構造
共振 :SUM-CYLINDER(サムテック有限会社)
基本周波数 :80GHz
試料形状 :10×10×tmm
 (厚みtは測定周波数により変動(0.1〜1mm程度))
測定精度 :比誘電率:2〜50±(0.2〜1.0)%
 誘電損失:10-3〜10-6 ±(2〜10)%
PNAネットワークアナライザ :N5227A(キーサイト・テクノロジー)
ミリ波コントローラ :N5261A(キーサイト・テクノロジー)


成果/活用例



適用分野

・プリクラッシュセーフティーシステム (車載用ミリ波レーダー)用高周波基板
・ミリ波無線LAN/PAN用高周波回路基板
・平面フィルタ基板材料
・平面アンテナ基板材料
・コンデンサ材料
・誘電体共振器材料



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