2019年度

JFCC研究成果集

新時代の扉を開く革新的・材料開発/解析技術

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T-18
2019

液体材料における誘電率の温度特性評価


技術のポイント

同軸プローブ法を用いることで、液状や半固体(ゲル状)材料の温度特性および周波数特性を評価可能



保有技術
同軸プローブ法
同軸プローブとは伝送ラインの切断面である。
プローブを液体の中に入れたときプローブ端で
の電界は材料の周囲に入り込み試料と接触する
と変化する。その際の反射信号(S11)を測定
して、誘電率等に変換することができる。
プローブの特性/仕様
  高性能プローブ スリムプローブ
周波数レンジ 500MHz〜50GHz
温度範囲 -40℃〜200℃ 0℃〜125℃
試料サイズ 浸漬長5mm以上
プローブチップ周囲の厚さ1mm以上
浸漬長5mm以上
プローブチップ周囲の厚さ5mm以上
測定範囲 比誘電率< 100、誘電正接> 0.05
確度(代表値)
再現性/分解能 確度の2〜4倍以上
測定機器 PNAネットワーク・アナライザN5227A、Ecal モジュールN4694A、
材料測定ソフトウェアN1500A
※実用的な周波数レンジ、確度、分解能は試料の特性により異なる。

活用/成果例

水の温度特性評価の例(各温度における誘電率(左)と損失係数(右))


適用分野

・食品、飲料、薬品などの品質管理
・損失の多い材料(液体、半固体)の誘電特性評価に最適



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