2014年度

JFCC研究成果集

技術革新を支える新材料開発と先端解析技術

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2014-1

太陽熱レシーバ評価のための人工光源シミュレータ開発


技術のポイント

集光した太陽光を熱変換するレシーバ(集熱管)の変換効率を、定量測定するシミュレータ・評価法の開発

実用化研究


背景
太陽光を集光して得られる高温熱源による太陽熱発電システムなどにて、光を熱に変換する基幹部材「レシーバ」の効率評価法が確立されていない。

目的
人工光源による光照度(入力エネルギー)および集熱量(出力エネルギー)を定量測定できるシステムを構築し、レシーバの集熱効率を評価。

成果
(1) 太陽光を熱に変換する太陽光吸収膜のモデル構造を形成。
(2) レシーバ(4000mm×70mmφ)に疑似太陽光を線集光させる人工光源、レシーバ管内に熱媒体を循環させる集熱量測定機構からなる「太陽熱シミュレータ」を構築し、効率導出の基本動作を実証。


図1. 太陽光吸収膜の構造例
図2. レシーバの外観と光照度分布
図3. 太陽熱シミュレータの外観



期待される適応分野
太陽熱(発電・産業熱利用)のレシーバ性能評価
  ⇒ レシーバ開発支援・プラントシステム設計支援
    ⇒ 再生可能エネルギーの普及促進に貢献

参考文献 特願2014-057518
「太陽熱レシーバの集熱効率測定用の擬似太陽光照射装置とその光照射強度分布測定装置、及びこれらを利用した集熱効率測定方法」
謝辞 本研究は、「新エネルギー等共通基盤整備促進事業(経済産業省からの委託事業)」の一部として実施したものである。



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