3研究成果 / 次世代エネルギーデバイス
R-21
2021
電子線ホログラフィーによる太陽電池の光起電力効果の直接観察
アピールポイント
光照射環境下の材料・デバイスの電位評価
【技術シーズ:電子線ホログラフィー/オペランド観察】
課題
太陽電池の研究開発では、光照射に伴う電位変化を直接評価することが重要電位分布の評価方法としては電子線ホログラフィーが有力
・光照射中の試料を評価するのは困難であり、太陽電池への応用はほとんどなし
解決手段
・透過電子顕微鏡(TEM)内の試料に光照射が可能なTEM試料ホルダーを開発
・太陽電池のオペランド電子線ホログラフィー観察を実現
成果・新規性
・単接合型GaAs太陽電池の光起電力効果に伴う局所電位分布の変化を直接評価することに成功
・実験方法:電子線ホログラフィー、オペランド観察
暗中、光照射中のGaAs太陽電池の二次元電位分布と一次元電位プロファイル
期待される市場・応用
・太陽電池の研究開発・不良品解析
・光触媒反応や光磁気効果などの光照射誘起現象の解明
発表文献
S. Anada et al., J. Appl. Phys. 128, 243101 (2020).
本論文は、J. Appl. Phys.の dito ‘s Pickに選出された。
謝 辞:本研究は、JSPS科研費JP18K13795の助成を受けて実施されたものである。また、文部科学省先端研究基盤共用促進事業JPMXS0410500120で共用された機器を利用した成果である。
プレゼンテーション動画
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