4研究成果 / 誘電体材料設計
R-16
2024
MIと非平衡プロセスによる巨大誘電率材料探索
アピールポイント
準安定材料を含む広大な材料空間から新材料を探索
【技術シーズ:マテリアルズインフォマティクス(MI)】
課題
・現在、積層セラミックスコンデンサ(MLCC)の誘電体材料としてチタン酸バリウムが広く用いられているが、このチタン酸バリウムの誘電率を凌駕する巨大誘電率材料はチタン酸バリウムの発見以来80年以上開発されていない。
解決手段
・マテリアルズインフォマティクスによりこれまで合成されていない準安定未知物質を含む広大な材料空間にて候補材料を探索
・非平衡合成プロセスにより、従来合成されていない巨大誘電率材料を開発
成果・新規性
・マテリアルズインフォマティクスにより巨大誘電率材料の候補材料を導出
・薄膜,高圧など非平衡合成プロセスにより候補材料の合成に成功
・計算/実験手法:第一原理計算、マテリアルズインフォマティクス、非平衡合成
期待される市場・応用
・チタン酸バリウムを凌駕する全く新しい巨大誘電率材料の探索
・MLCC新材料による画期的新製品の開発
発表文献
A. Yamamoto, H. Moriwake et al., Dalton Trans.53, 7044 –7052, (2024)
謝 辞:本研究は、防衛装備庁安全保障技術研究推進制度JPJ004596「高速放電技術のための新規コンデンサ材料の探索」により実施されたものである。
プレゼンテーション動画
R-1 / R-2 / R-3 / R-5 / R-7 / R-8 / R-9 / R-10 / R-16 / R-20 / R-21 / R-24
動画の引用・無断転載・無断使用を固く禁じます。
※この動画にはAI音声を使用しております。