5研究成果／プロセスインフォマティクス

R-20

2024

セラミックスの製造プロセスインフォマティクス

アピールポイント

プロセス最適化を支援するサイバー実験プラットホーム
【技術シーズ：統合型プロセスシミュレータ】

課題

・複雑なセラミックス製造プロセスでは、多数の製造条件の最適化が必要

・試行錯誤によるデータ蓄積には長時間を要する。

・製造に要するエネルギーや環境負荷の低減には、各要素プロセスの最適化（部分最適化）だけではなくプロセス全体の最適化が重要

解決手段

・統計科学や情報科学を用いた新たな最適化技術の創出

・計算機シミュレーションを活用したプロセスビッグデータの迅速構築

・機械学習や逆問題解析等を用いた多元パラメータ最適化技術の開発

成果・新規性

・焼結シミュレータSinterProに加えて、乾燥脱脂シミュレータDDPro、成形シミュレータFormProを新規開発し、シミュレータ連結プログラムConnectProを含む統合シミュレータ環境JFCC Process Simulator Suiteを開発

・各プロセスのミクロシミュレータ（微構造）、マクロシミュレータ（応力、寸法）の組み合わせによりマルチスケールシミュレーションが可能

期待される市場・応用

・先進セラミックス部材製造プロセスの最適化

・セラミックス、金属、樹脂など、様々な粉体からの部材製造

・従来プロセスにおけるプロセス現象の可視化技術

発表文献

木村、寺坂, セラミックス、58（2023）, 680-583.
松田、木村, セラミックス、59（2024）, 255-257. ほか

謝　辞：本研究は、NEDO「次世代ファインセラミックス製造プロセスの基盤構築・応用開発」（JPNP22005）の一環として実施されたものである。

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