JFCC研究成果集

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マルチセラミックス膜新断熱材料の開発
 NEDOの委託を受け、07年度から5年間の計画で省エネ効果に優れた新断熱材料開発を推進中。具体的にはナノオーダーの微細気孔を大量に導入した多孔質セラミックス技術を用い、建物の壁や床などに応用する断熱材を開発している。セラミックスの多孔体そのものが熱を伝えにくい上、孔の中を真空にすることで断熱効果は著しく高まる。また、ナノオーダーの多孔構造を精密に制御すると光が透過するので、窓ガラスに挟みこんで断熱ガラスとしての開発も進めている。
希少金属代替材料の開発
 経済産業省・NEDOの「希少金属代替材料の開発」プロジェクトとして07年度から超硬合金(WC-Co)の代替材料となる新規炭窒化チタン(Ti(C,N))基サーメットの開発を推進中。また、08年から精密研磨向けセリウムの代替材料、または使用量低減の技術開発を実施中。

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2013年度 研究成果 2013年度の一覧に戻る

マルチセラミックス膜新断熱材料の開発
2013-1 低熱伝導率シリカエアロゲル透明体の合成と構造制御
  微構造を制御してシリカエアロゲルを合成することにより、透明性と高い断熱性能を実現
希少金属代替材料の開発
2013-2 ナノ複合化によるガラス精密研磨用CMP砥粒の材料設計と開発
  化学反応性および機械作用性に優れた材料をナノ複合化して優れたガラス研磨用砥粒を開発


2012年度 研究成果 2012年度の一覧に戻る

マルチセラミックス膜新断熱材料の開発
2012-1 Al添加ZnO透明導電膜の遮熱機能と構造解析
  導電性・熱線反射性に優れるAl添加ZnO透明導電膜において、添加されたAlの局所構造・電子状態を理解
2012-2 シリカナノ多孔質体の断熱性能評価と低熱伝導率化
  透明断熱材料の熱伝導率関連因子の解明と熱伝導率低減方法の検討
希少金属代替材料の開発
2012-3 ナノ分散型複合砥粒のガラス研磨特性
  ガラス研磨における化学的作用と機械的作用の バランスを制御し、ガラス研磨特性を向上
2012-4 ガラス精密研磨における砥粒スラリーの劣化メカニズム解明
  ガラス研磨速度の経時変化を定量的に評価
2012-5 工具材料に適したチタン炭窒化物の物性と粉末合成技術
  工具性能を支配する硬質相の物性を明らかにするとともに最適な粉末合成方法を確立


2011年度 研究成果 2011年度の一覧に戻る

マルチセラミックス膜新断熱材料の開発
2011-1 真空断熱材開発を目指したナノ多孔質体の熱伝導率評価・解析
  ナノ多孔質体の真空下における熱伝導特性を保護熱板法(GHP法)により評価・解析
希少金属代替材料の開発
2011-2 タングステン超硬代替材料としての新規サーメットの開発
  新規固溶体粉末を用いてサーメット組織を制御してレーザーCVDコーティング技術を開発
2011-3 Bサイト置換型鉄系ペロブスカイト酸化物のガラス研磨特性
  鉄の価数変化が制御可能であるペロブスカイト酸化物に着目し、ガラス研磨特性を向上させる


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