5研究成果 / 革新将来機能材料
R-24
2020
JFCCにおけるマテリアルズインフォマティクス研究
課題
近年、材料開発の効率化を目指したマテリアルズインフォマティクスの取り組みが注目されている。マテリアルズインフォマティクスには信頼性の高いデータベースが必要であるが、機能性セラミックス材料の場合は粒界の存在、プロセス条件の違いなどのため、充分に整備されていない場合が多くマテリアルズインフォマティクス研究を行う上での障害となっている。
解決手段
上記の課題を克服するために下記のような戦略のもとに研究を実施
①結晶そのものの性質による材料特性
②第一原理計算にて計算可能な材料特性
③社会的ニーズの大きい材料を研究対象
成果・新規性
・Er安定化Bi2O3の酸化物イオン伝導経時劣化を抑制するドーパントの抽出に成功
・マテリアルズインフォマティクスの社会実装の取り組みとして、企業との共同研究にて、高誘電率材料設計システムの構築に成功
期待される市場・応用
・マテリアルズインフォマティクスによるセラミックス材料の研究
・マテリアルズインフォマティクスの社会実装による企業での材料開発の効率化
発表文献
Chem. Mater. 29 (2017) 3763−3768, J. Appl. Phys. 57 (2018) 11UB01, Jpn. J. Appl. Phys. 58 (2019) SLLC01.
謝 辞:本研究は、JST「情報統合型物質・材料開発イニシアティブ(MI2I)」の一環として実施されたものである。
プレゼンテーション動画
R-2 / R-6 / R-9 / R-10 / R-19 / R-22 / R-24 / R-28 / T-18 / T-34
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