2022年度

JFCC研究成果集

新時代のマテリアル戦略を支える新材料開発と先端解析技術

4研究成果 / 次世代エネルギーデバイス

R-17

2022

SDGs9

大気圧走査電子顕微鏡による​電気化学反応その場観察

SDGs9

アピールポイント

液中電気化学反応のナノ〜メソスケールその場観察​
【技術シーズ:大気圧SEM観察/電気化学反応システム】

課題

・二次電池内の金属負極では充電過程のデンドライト形成抑制が課題​

・金属負極上でのデンドライト形成メカニズムの知見は不十分​

・液中電気化学反応のナノスケール挙動解析が重要

解決手段

・大気圧走査電子顕微鏡を用いた新規電気化学反応その場観察手法を構築​
→ 大気開放された試料容器内に電極類を配置し金属電析過程をその場観察​

成果・優位性

・高い再現性での液中電気化学反応その場観察手法を確立​

・バルクな液層中での電気化学反応とナノスケールその場観察を両立​
→ 液中反応挙動をナノ〜メソスケールで直接観察

・実験方法:大気圧走査電子顕微鏡+電気化学反応システム

大気圧走査電子顕微鏡と電気化学装置の概要
作用極上への銅電析
1 μA、100秒

期待される市場・応用

・実環境を模擬した電池内反応解析

・電解メッキ状態解析

謝 辞:本研究は、NEDO「電気自動車用革新型蓄電池開発(JPNP21006)」において実施されたものである。

プレゼンテーション動画

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