共通熱履歴センサー(リファサーモ)
リファサーモ
セラミックスの焼成工程は主に温度プロファイルによって管理されていますが、実際に被焼成物に加わる熱履歴は炉の仕様、熱容量などによって異なります。
リファサーモは、原料の組成、粒度、成型密度等が厳密に管理された実用標準物質であり、焼成時の熱履歴に対応し、精度よく収縮します。
この、リファサーモを被焼成物と同時に焼成し、焼成後の寸法を測定することにより、焼成条件を管理することができます。
※リファサーモのご利用を検討されている方には、代理店から試験用サンプル(10個)を提供しておりますので、代理店へお問い合わせください。
サンプル提供時にアンケートを同時にお渡ししますので、サンプル入手後3カ月以内に代理店へご回答をお願いします(アンケート内容は下記リンクで事前確認できます)。
詳細につきましては代理店までお問い合わせ下さい。
アンケート(excel)
リファサーモユーザーズマニュアル
特長
- 焼成条件の共通化が可能となるので、総合の技術データの共有、比較評価が可能になります。
- 定期的に連続して使用することにより、焼成炉の異常管理、統計的品質管理等に応用できます。
用途
- ファインセラミックス、電子セラミックス材料、陶磁器製品などの焼成管理、統計的品質管理など
利用方法 |
管理ポイントにリファサーモをおいて焼成した後、室温まで冷却してから寸法をマイクロメータで測定してください。(注意:室温に1時間以上保持して下さい)
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管理方法 |
上記で測定した寸法とこの表を対照し、指示温度を管理の指標としてください。指示温度は、実際の物理的温度だはなく、被焼成物に加えられる総合的な熱履歴を表す指標です。この指示温度は、昇温速度200℃/時間、保持時間2時間、降温速度300℃/時間で焼成したときの設定温度に相当するものです。
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寸法 mm |
温度 ℃ |
20.65 |
1601 |
20.66 |
1600 |
20.67 |
1599 |
※使用上の注意
本製品は、真空及び低酸素濃度の雰囲気炉で使用されますと、成分の一部が蒸発することがあります。炉が汚染される可能性がありますので十分ご注意下さい。
リファサーモの使用温度範囲と指示温度精度
略号 |
使用温度範囲 |
指示温度精度 |
H |
1400~1700℃ |
±10℃ |
M |
1200~1500℃ |
±10℃ |
L |
1050~1300℃ |
±10℃ |
L1 |
800~1150℃ |
±15℃ |
L2 |
600~900℃ |
±15℃ |
リファサーモ寸法 - 指示温度対照表
寸法-指示温度対照表再発行
リファサーモ代理店窓口(五十音順)
@はテキストコピーが出来ませんので、ご注意ください
アイセラ(株) 三上 仲夫 様 |
〒525-0029 滋賀県草津市下笠町563 TEL 077-568-5410 FAX 077-568-5411
E-mail:iceracoyahoo.co.jp |
共立マテリアル(株) 営業本部 営業部 営業企画グループ 小野 剛 様 |
〒455-8668 名古屋市港区築三町二丁目41番地 TEL 052-661-3185 FAX 052-652-3346
E-mail:onokyoritsu-kcm.co.jp |
(株)ニッカトー 大阪セラミック部 名古屋営業所 所長 河内 宏将 様 |
〒460-0007 名古屋市中区新栄2-2-1 イノフィスビル8F TEL 052-269-2440 FAX 052-269-2441
E-mail:nagoyanikkato.co.jp |
(株)モトヤマ 大阪オフィス3Gr 水本 優希 様 |
〒530-0043 大阪市北区天満1丁目15-13 TEL 06-6351-0461 FAX 06-6351-6612
E-mail:office36motoyama.co.jp |
※恐縮ですが、単価、納期等につきましては、直接各代理店へお問い合わせ下さい。
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