計算材料グループ
第一原理計算を中心とする理論計算を活用した材料研究を展開
第一原理計算を中心とする理論計算を活用した材料研究に取り組んでいます。特に、多結晶材料中の粒界や界面等の欠陥構造が材料特性に与える影響の解明のため、電子顕微鏡による原子レベル構造解析との強力な連携体制を整えています。機能性材料及び構造材料の物性発現機構を解明し、高性能化へ向けた設計指針を明らかにすることで、材料開発の高速化(高効率化)に貢献します。
例えば、全個体電池材料中の粒界構造、ドメイン構造を電子顕微鏡等の原子レベル構造解析と連携して明らかにし、個々の粒界、ドメインが電池材料特性に与える影響を第一原理計算により定量評価しました。その結果を元に、材料特性向上の設計指針を導出することに成功しました。