プレスリリース

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掲載論文

本成果は2021年7月1日に、応用物理学会の学術雑誌「Applied Physics Express」に掲載されました。

著者:Yusei Sasaki, Kazuo Yamamoto, Satoshi Anada, Tsukasa Hirayama, Noriyuki Yoshimoto

タイトル:“Direct visualization of electric potential distribution in organic light emitting diode by phase-shifting electron holography

日本語タイトル:位相シフト電子線ホログラフィーによる有機 EL内部における電位分布の直接観察

雑誌:Applied Physics Express, 14, 075007 2021.

DOI:10.35848/1882-0786/ac07f1

研究グループ所属

・佐々木祐聖(博士課程D1)、吉本則之(教授)

 (国立大学法人 岩手大学 理工学研究科自然・応用科学専攻)

・山本和生(主席研究員)、穴田智史(上級研究員)、平山司(ナノ構造研究所 副所長)

 (一般財団法人ファインセラミックスセンター ナノ構造研究所 電子線ホログラフィーGr.)

用語説明

※1 電子線ホログラフィー

 試料を通過した電子波である物体波と、真空中を通過した電子波である参照波を干渉させてできた干渉縞(ホログラム)に記録された位相変化を測定することで、ナノメートル領域の電磁場を可視化できる透過電子顕微鏡(TEM)技術の一つ

※2 有機EL(Electro Luminescence)デバイス

 半導体特性を示す有機材料の薄膜を金属電極で挟み込んだ構造を持つ自発光素子。外部電圧を印加することで発光する。

※3 光電子分光法

 物質表面に光を照射することで放出された電子 (光電子) の運動エネルギーを計測することで、対象の化学組成や化学結合状態を分析する手法

※4 ケルビンプローブ法

 試料表面に金属製のプローブを接触させることで電子の移動が生じ、それによって変化した試料表面の電位差を計測する手法

※5 VR、AR、MR

 VRとはVirtual Reality(仮想現実)の略であり、VR用ゴーグルを用いて360度カメラで撮影された映像を見ることで、仮想的な世界に入り込んだような体験ができる技術。ARとはAugmented Reality(拡張現実)の略であり、コンピュータで作られた世界と現実の世界を重ねた世界を作り出す技術。ゲーム「ポケモンGO」などはこの技術を利用したもの。MRとはMixed Reality(複合現実)の略であり、センサーなどを用いて仮想空間の世界に人がタッチして感じるようにしたり、インターネットに繋げて複数の人が同じ空間を共有したりすることで,仮想的な世界をより現実の世界に近づけた技術。エンターテイメントやビジネス、遠隔医療/介護など、あらゆる分野で今後の成長が期待される分野である。

本研究の内容に関するお問い合わせ先

<研究に関すること>
(一財)ファインセラミックスセンター
 ナノ構造研究所 電子線ホログラフィーグループ 山本 和生
 Tel:052-889-1666 (内線564) (直通)、Fax:052-871-3599
 E-mail:k-yamamotojfcc.or.jp

岩手大学
 大学院理工学研究科/理工学部物理・材料理工学科 教授 吉本則之
 Tel/Fax:019-621-6355
 E-mail:yoshimotoiwate-u.ac.jp

<報道に関するお問い合わせ先>
(一財)ファインセラミックスセンター 研究企画部
 Tel:052-871-3500、Fax:052-871-3599
 E-mail:ressupjfcc.or.jp

岩手大学 総務広報課広報グループ
 E-mail:kkohoiwate-u.ac.jp

掲載内容についてのお問い合わせ等がございましたら、下記までご連絡ください。

〒456-8587 名古屋市熱田区六野二丁目4番1号
(一財) ファインセラミックスセンター 研究企画部
TEL 052-871-3500
FAX 052-871-3599
e-mail: ressup@
(※メール発信は@の後ろに jfcc.or.jp を付けて送付ください)

研究担当者
ナノ構造研究所 電子線ホログラフィーグループ 山本 和生(やまもと かずお)