4研究成果 / 誘電体材料設計
R-17
2024
ペロブスカイト構造酸化物のフォノンインフォマティクス
アピールポイント
フォノン分散曲線による分類および推定
【技術シーズ:第一原理計算/フォノン(格子振動)計算】
課題
・強誘電体、圧電体などとして重要なペロブスカイト構造酸化物は複雑な構造相転移を示し、構造ごとに多種多様な材料特性を示すが、従来この相転移挙動を予測することは困難
解決手段
・立方晶ペロブスカイト構造酸化物の網羅的なフォノン計算
・フォノン分散曲線の結果をインフォマティクスで分類し相転移挙動を推定
成果・新規性
・立方晶ペロブスカイト構造酸化物のフォノン計算結果を分類し、構造相転移挙動を推定することに成功
・計算方法:第一原理計算(VASPコード)、フォノン計算(MedeA、Phononコード)
期待される市場・応用
・新しいペロブスカイト構造化合物での強誘電体材料探索
・高度な強誘電体デバイス(MLCC、不揮発性メモリ、サーミスタなど)
謝 辞:本研究は、防衛装備庁安全保障技術研究推進制度JPJ004596「高速放電技術のための新規コンデンサ材料の探索」により実施されたものである。