6研究成果 / 先進微構造解析
R-22
2024
共焦点蛍光顕微鏡によるスラリー内部の粒子挙動その場観察
アピールポイント
粒子形状によって粒子の堆積挙動は変化する!
【技術シーズ:微粒子分散系内部構造の微速度/3次元撮影】
課題
・プロセスのシミュレーションモデル構築には、プロセス現象の理解が不可欠
・湿式成形プロセスにおけるスラリー中の粒子挙動は十分に解明されていない。
・スラリー内部における粒子挙動のその場観察は難しい。
解決手段
・観察視野内でスラリーの鋳込成形プロセスを再現
・共焦点蛍光顕微鏡を用いて内部構造を直接観察
・内部構造観察のため透光性モデルスラリーを調製
成果・新規性
・石膏型近傍の微速度/3次元撮影により粒子挙動のその場観察に成功
・板状粒子、球状粒子では、スラリーの流動特性が異なり、粒子挙動が変化することを確認
・実験方法:蛍光剤添加・透光性スラリーの共焦点蛍光顕微鏡による内部断面観察
期待される市場・応用
・原料スラリーを使用する製造プロセスの最適化
・原料スラリーの設計指針の確立(分散剤の選定、粘度調整)
謝 辞:本研究は、NEDO「次世代ファインセラミックス製造プロセスの基盤構築・応用開発」(JPNP22005)の一環として実施されたものである。